株式会社宮野食品工業所
新発田市食品工業団地に立地する「株式会社宮野食品工業所」の宮野さんにお話を伺いました。
株式会社宮野食品工業所 代表取締役社長 宮野紳一朗さん
城下町に息づく「人情」という名の「人材力」
我が社は元々「宮野製餡所」として新発田城下の御菓子屋さんに、あんこを作って納める仕事をしていました。しかし時代は移り変わり、御菓子屋さんも徐々に少なくなり、「これからどうやって地元を支えていこうか?」と考えた時に「そうだ、地元の豊かな農産物使った商品を作り続けよう」という思いが生まれました。この思いを元に、今では主力の豆をはじめ、地元の農家さんが作る美味しい食材を使ったお菓子や、地域の方々と連携して開発した商品など、様々な取り組みが生まれています。形は変わりましたが「地元にかける思い」は、昔も今も我が社に息づいています。
そんな我が社を支えてくれているのも、やはり地元の人たちです。困った時は助けてくれる、「あぁ、ここのあんこは宮野さんのところだったのね。美味しいはずだわ。」と言ってくれる、作り手の顔とストーリーが見える商品が生み出すつながりは、やっぱり嬉しいですね。そしてやはり人材も優秀です。みんな真面目で、よく働きます。「人情」というんでしょうかね、困っているときは助け合う、そんな関係性が自然と生まれているような気がします。
こんなチームワークのいい組合は他にない
8年前から所属している「新発田食品工業団地協同組合」ですが、ここのチームワークの良さには本当に驚かされます。同じ食品業界の製造業者の集まりですが、お互いにライバル視することは全く無く、助け合いの精神が息づいています。我々のような小さな会社にも、大手の会社さんから学ばせていただける機会が多くありますし、年々来場者が増えている「食品団地DE 春まつり」の賑わいを見ると、その関係性の良さが見てとれると思います。なかなか無いですよ、これだけのチームプレイが出来る組合は。
行政との近さも魅力のひとつ
全国でも珍しい「食品工業団地」ですが、新発田市も熱心にサポートをしてくれます。情報提供も早く、頻繁に連絡をくださるので「安心感」があります。行政との関係が近いのも、新発田市の工業団地の魅力のひとつだと思いますよ。「お互いが協力し合って地域を作っている」いい関係ですね。
実は新潟の物流技術もスゴイ
実は業界内では有名な話なんですが、「雪が降っても新潟の物流だけは遅れずに届く」という話があります。物流業者さんの技術力・経験値がスゴイんですね。他の地域は雪が降れば当然のごとく遅れますが、新潟の物流業者さんは、ちょっとやそっとの雪じゃ遅れませんよ。これも隠れた魅力のひとつだと思いますね。
共に地域から愛される会社に
新発田市の工業団地に立地すると、あなたの会社も「地域に愛される会社」になるはずです。特に食品業界が扱う「食」は、地元の人に愛されて、地元と調和してはじめていいものが生み出されると思っています。ここ新発田ではその土壌が既にあります。是非ここ新発田で、地域に愛されるビジネスを展開させましょう。
株式会社宮野食品工業所の概要
社名 | 株式会社宮野食品工業所 |
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代表者 | 代表取締役 宮野紳一朗 |
所在地 | 本社 新潟県新発田市中田町3丁目1297番地1 |
設立日 | 昭和38年8月 |
資本金 | 1,200万円 |
事業内容 | 煮豆、あん、菓子、惣菜、おこわ、中華材料の製造、販売 |
ホームページ | http://miyano-mame.jp/ |